臨床心理学科

Department of Clinical Psychology

【臨床心理学科】村澤先生と小林先生が、フランスの精神科医のステファン?ナドー氏、浦河べてるの家の向谷地生良氏を迎えて研究交流会を行いました

2025.03.13

お知らせ 授業紹介
書影

研究交流会「環境に開かれた精神療法をめざして」

研究交流会「環境に開かれた精神療法をめざして」チラシ
  北海道日高地方の「浦河べてるの家(べてるの家)」で始まった「当事者研究」は、いまや世界的 に注目されつつあります。しかしながら、そこに潜在する可能性についてはまだ十分に議論されて いるとはいえません。 他方、近年に国内でも注目されつつあるフランスの「制度論的精神療法」の思想と実践は、べてる の家の実践に深い部分で通底していると思われます。
  研究交流会では、べてるの家の向谷地氏と、フランスの制度論的精神療法の専門家であり哲学者として も知られるナドー氏を迎えて、それぞれの実践について話を聞き、両者に共通する「環境に開かれた精神療法」を議論しました。
第 1 部では、dafa888体育_dafa888备用网址-在线*娱乐场の村澤和多里が、向谷地氏のこれまでの実践や最新著作『向谷地さん、幻覚妄想ってどうやって聞いたらいいんですか?』について話をききました。
第 2 部では、ステンファン?ナドー氏が、「よそ者であること」をそのままに受け入れること、異質性を異質なままに共存することをテーマに講演しました。「外国人=よそ者」との共存というテーマに合わせて、ステファン氏は勉強中の日本語で一生懸命話をしてくださり、聴く側も一生懸命聴きました。
第 3 部では、上記の内容を踏まえて、龍谷大学の村澤真保呂が適宜ナドー氏の通訳を行い、参加者全員で議論?意見交換をしました。
写真
  • 発行日: 2025.03.13