経済学科

【経済学部講演会】藤田昌久氏を招いて経済学部講演会を開催

2010.01.28

お知らせ
11月2日に経済学部講演会が産業経済研究所所長、甲南大学教授の藤田昌久氏を招いて「グローバル危機後の東アジアと日本の将来 ——空間経済学の視点から——」というテーマで開催されました。
 
講演はまず空間経済学の集積の理論から始まり、多様性と近接性が集積力と創造性を生むことを渋谷の109を例に説明されました。さらに輸送費の低減とITの発達が世界システムを変革するエンジンとして働き、製造拠点としての東アジアと金融拠点としての米国という構図が生まれ、これが結局はグローバルな不均衡を生んだことなどを話されました。東アジアの将来については、世界的製造拠点、世界的市場に加えて世界的創造拠点となるべきであるという意見を述べられました。そのほか徳島県の上勝町のまちおこしについて話されるなど多彩な興味深いお話をしていただきました。本学の学生ばかりでもなく、市民の方も10人前後参加されました。
  • 発行日: 2010.01.28