研究概要
現在は、紀元前3世紀から紀元1世紀ころにモンゴル高原に拠点を置いた遊牧国家匈奴の考古学的研究を主に進めています。強大な漢帝国と同等にわたりあった匈奴の基盤を、生産の観点から検討しています。そのため、毎年モンゴルで発掘調査を実施しています。同時に、GNSSやドローンを用いた測量、3次元計測、磁気探査などの調査法の開発や改善を進めています。調査成果は、空間情報を組み込み、地理情報システムを用いて管理しています。文系分野では珍しく多くの機器を利用するので、研究室内は機械だらけです。
同時代の韓国?中国などの資料も比較研究に必要で、欧米の研究者も多いので、資料収集や情報交換に、あちこちに海外出張しています。