研究概要
具体的には英文法、特に英語法助動詞(mustやhave toなど)の意味と用法の研究に取り組んでいます。例えば、mustは主観的な義務、have toは客観的な義務を表わすと言われていますが、その使い分けは現代英語の使われ方から見てどの程度妥当なのでしょうか。mustが主観的な義務を表わすようになったのはどういうプロセスによるのでしょうか。have toが「~に違いない」という意味を表すこともありますが、その際よく使われる環境(主語など)はどのようなものなのでしょうか。「実際に」などと強調を表わすI must sayという表現がありますが、この表現はどのようにして生まれたのでしょうか。mustとhave toだけ見ても掘り下げるに値するテーマがこれだけあるのです。言葉の研究は奥深いですよ。