研究概要
社会への数学的アプローチでに関心を持ちます。
公共財の供給問題は「どのような条件のとき、公共財のために人びとは自発的に協力するのだろか」という問題です。合理的な行動を仮定すると、人びとは公共財を供給できない。けれども、非合理的な行動を仮定しても供給できません。どのような条件のとき、公共財は供給されるのでしょうか。
公共財の問題は、「公共性」を経由して、「民主制」という社会制度への関心にいたりました。民主主義は数値化できるのでしょうか。社会学的に民主主義を考えるとはどういうことでしょうか。不平等や社会階層と民主制は関係あるのでしょうか。また、働き方や産業や経済と民主制は関連があるのでしょうか。社会調査と計量分析によって、これらのことを分析していきます。論理的に理論を立て、それを実証的に測定して確認していきます。