本センターでは今年度、「新しい時代の専門家向け研修会 — これからの新しい心理的支援の視座と実践 —」と題し、全3回にわたる研修シリーズを開催してまいりました。
その最終回として、11月15日に包括システムによる日本ロールシャッハ学会との共催により、「包括システムによるロールシャッハ事例検討会(解釈講座)」を実施いたしました。
当日は、本学の斉藤美香が講師を務め、包括システムに基づくロールシャッハ?テストの解釈について、アセスメントから心理的支援への展開に至るプロセスを丁寧に解説しました。
参加者からは、「丁寧に読み解いていくと奥深さ、人格の複雑さを読み解けた」「細やかなアセスメントの導き方が理解でき、臨床実践に直結する学びとなった」などとの声が寄せられました。
現在、包括システムによるロールシャッハ改訂版(CS-R)の導入が進む中で、より多くの臨床家が実践的に活用できるよう、今後も継続的に研修の機会を作ります。