こども発達学科
Department of Child Development
【こども発達学科】授業づくりセミナーを実施しました その2
第5回目となるdafa888体育_dafa888备用网址-在线*娱乐场こども発達学科「授業づくりセミナー」が、8月9日(土)に新札幌キャンパス 多目的ホールを主会場に開催されました。
この「授業づくりセミナー」では本学のこども発達学科OB(小学校教員現職)と小学校教員を目指す学生で授業の作り方を研究したり、グループに分かれて意見交換などをして交流を深めるイベントです。
今回はこちらのイベントの実施内容についての報告(その2)です。
授業後は、授業者による授業づくりの意図について説明がされた後、若干の質疑の時間を設け、その後、5つの分科会に分かれて話し合い行われました。全体で(1)教師(授業者)の視点、(2)子ども(学習者)の視点、(3)道徳科(教科の特性)の討議における3つ視点を確認した上で、各分科会では、メンバーの実情に合わせながら話し合いの柱を立て、司会役の先生を中心に討議が進められました。視点に沿って各自の考えが出されたほかにも学生からの疑問に先輩教師が応えたり、校種に応じた日々の実践について交流が図られたりと、どのグループも先輩と後輩が膝を交えて、温かい雰囲気の中にも真剣で活発に話し合う様子が見られました。
分科会後の全体会では、各グループから討議の内容が発表され、授業中の村上先生が子どもに寄り添い受け止める姿への肯定的な意見が多く出されていました。また、本時の課題やICTのオクリンクプラスを用いて子どもの考えを表出させる手立てなど、授業のポイントとなる具体的な点に関わり、討議の中で率直な意見が交わされました。道徳科として、どのように本時の目標を捉え、授業を構築していくかという点での内容の深い話が展開されました。
全体会の最後には助言者である札幌市立元町小学校校長で、札幌市道徳教育研究会会長の長野文洋先生から、子どもが「自己を深く見つめる」ことを目指す道徳科の授業にするために、何を大切にすべきかをお話いただきました。
会の締めくくりには、恒例の参加者全員で記念写真を撮影し、来年の再会を誓い合って第5回「授業づくりセミナー」は、和やかに終了しました。
この授業づくりセミナーは、こども発達学科の世代を超えた繋がりを感じる会でした。
参加されたOB教員の皆さまは、自身の知見を広げるためだけではなく、学生とも分科会を通じて近い距離間で関ってくださいました。学生にとっても教員免許を取得?採用試験に合格した後の目指す教員像の一つとなったことと思います。
何世代にも渡るOBの皆さまが、変わらず授業づくりセミナーに参加してくださるのは在学時代に学生同士?教職員とも深く関り、信頼を強く持ってくださっているからだと感じました。
本学科では、他大学の教育系の学部よりも定員は少ないですが、その分、学生同士や教職員との関係性の深さが強く根付いていることが特徴です。
この関係性の深さが、大学とOBを繋ぎ、授業づくりセミナーのようなイベントを開催でき、さらに在学生とOBの繋がりを作れる大きな要因だと思います。
ぜひ、小学校教員を目指している方は本学のオープンキャンパスや大学見学に参加して、こども発達学科を覗いてみてください。