人間科学科

Department of Human Sciences

【人間科学科】大塚先生が東京都の入新井第一小学校の総合的な学習に協力

2026.03.19

お知らせ

大塚先生が東京都の入新井第一小学校の生徒の皆さんからインタビューを受けました。

インタビューのきっかけは、FIRST LEGO LEAGUE Challenge(FLL Challenge)。現在、世界110カ国、約67,000チームが出場する、9歳~16歳までの青少年を対象とした世界最大規模の国際的なロボット競技の大会です。競技はロボットを使った競技だけではなく「イノベーション?プロジェクト」と言われる、大会から出されるテーマに基づいて研究活動を行い、発表することも含まれます。

今年のイノベーション?プロジェクトのテーマは「考古学」。入新井第一小学校の生徒の皆さんもこの大会に出場されています。

 そして、その中で12月のFLL Challenge予選大会を突破し、2月の全国大会に臨むのが、チーム「Time Schema」とチーム「Arcs」の皆さんです。同小学校で惜しくも予選大会で敗退となったチームの生徒さんから、全国大会に出場するチームをサポートしているということでご依頼を受け、1月16日にそれぞれのチームの研究活動内容について、オンラインで大塚先生がインタビューを受け、考古学の専門家としてアドバイスしました。

「考古学」の課題解決策

チーム「Time Schema」では、考古学に携わる人材育成の課題解決、チーム「Arcs」では遺物の保存に関する課題解決の研究活動に取り組んでいます。チームが考えたそれぞれの課題解決策についてスライドを使って発表した後、大塚先生がコメントしました。

「Time Schema」では、チームの中でもFLL Challengeに関わってから考古学を知ったという生徒さんが多く、学校全体でも考古学を知っている人や興味のある人が少なかったことから、まずは子どもに考古学に興味を持ってもらうきっかけとして、体験型イベントの中で3Dホログラムを使った土器の展示の提案がありました。

大塚先生は自身の経験をふり返りながら、「遺物に直接触ったり、遺跡で発掘したり、自分の体(五感)を通して感じるというのが大切だと感じています(例えば、土器だと思ったより軽かったり、ざらざらしている)。そのような感覚を3Dホログラムで伝えるのは難しさがあるので、まずは皆さんが提案された3Dホログラムをきっかけとして、遺跡や遺物に関わる体験型のイベントを設けられるとより良い効果が得られるのでは」とアドバイスしました。

「Arcs」からは、湿気やカビから遺物を守る方法を検討し、普段捨ててしまいがちなお茶がらや梅干しの皮を使った遺物保護シート(レリックガード)を開発し、防カビや防菌効果を検証した結果の発表がありました。

大塚先生は、資料の保存に廃材を利用するアイデアの良さを指摘したうえで、「実際の現場で求められる、一度入れたらしっかりと保管できる耐久性、中に混入物が入らない密閉性、中に入っているものが一目でわかる視認性が大切です。また、最近ではDNA分析も遺物に対して行われるようになってきたので、過去の人が利用していた植物のDNAなのか、袋や梱包材から付着したDNAなのか分からなくなってしまわないように、保管するときにレリックガードを利用したという丁寧なカルテを残しておくなどの工夫があるとより良くなる」というコメントがありました。

どちらのチームの生徒さんからも大塚先生からのコメントの後、たくさんの熱心な質問があり、その一つひとつに大塚先生が答えていきました。

  • 入新井第一小学校の皆さんと大塚先生

    入新井第一小学校の皆さんと大塚先生

  • チーム「Time Schema」の皆さん

    チーム「Time Schema」の皆さん

  • チーム「Arcs」の皆さん

    チーム「Arcs」の皆さん

チーム「Arcs」の改良版レリックガードが届きました

  • レリックガード改良版とお手紙

    レリックガード改良版とお手紙

後日、チーム「Arcs」の皆さんから大学に、お手紙と大塚先生のアドバイスをもとにしっかりと改良されたレリックガードが届きました!
入新井第一小学校の「Time Schema」「Arcs」の皆さん、FLL Challenge全国大会お疲れ様でした。皆さんが今回関わった「考古学」の課題解決の研究の経験がこれからの学習に役立つことを願っています。 

今回の入新井第一小学校の皆さんとやりとりを通じて、私たちも小?中学校などの総合的な学習に対する大学の意義を実感する貴重な機会になりました。

  • 発行日: 2026.03.19
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