【教職課程】2025年度採用 教員採用試験合格者~合格体験記Vol.1

 2025年度採用の教員採用試験には、北海道、札幌市のほか道外を含め、現役4年生から小学校20名、中学校社会2名、中学校英語2名、高等学校英語4名、特別支援学校4名の計32名、既卒者9名(小学校、高等学校地理歴史、高等学校英語、特別支援学校)の合計41名(延べ人数?2024年10月18日までの確認分)が登録されました。4月から「教員」として新たな一歩を踏み出します。  教員採用合格者から、これから教師を目指している後輩に向けて、合格体験談をいただきました。3回に渡りご紹介します。

「教授や仲間のおかげ」(人文学部?こども発達学科 <2025年度 北海道?特別支援学校(小学部)採用>)

 私は教員採用試験に挑むにあたって、これまで全く勉強をしてこなかったがために、どうしたらよいのか全くわかりませんでした。そのため、講義や教育実習前指導でお世話になった教授たちに連絡を取り、どのように勉強をしたらよいのか、また、どういった勉強法があるのか、過去問の解説等をお願いし、とてもお世話になりました。授業内外問わずたくさんのご迷惑をおかけした私にとても親身になって面倒を見ていただけたので、もしどう勉強していいのかわからない、何か不安な事がある人は、まず教授に相談すると良いと思います。
 大学では同じ学科の友人同士の友好を深めておくと、講義での不安や、実習中の不安、困難を乗り越えていくことができます。また、私自身、友人がいなければ大学を途中退学していたかもしれない、と思うほど友人に助けられました。こども発達学科は同じ職業に進む人が多い分、横のつながりが強く、深くなりやすいと思います。その分、頼りやすく、関係も築きやすいと思うので、ぜひたくさんの仲間とともに色々な経験を積んでください。私はこども発達学科でよかったと思っています。

「採用試験対策で大切なこと」(人文学部?こども発達学科 <2025年度 北海道?小学校採用>)

 私は、3年生になる前の春休みから1次試験の勉強を始めました。私の場合は、教職担当の先生が勉強会を開いてくださり、まずは学習指導要領を読み込むことから始めました。ただ読むだけではなく、学年と比較して読むことが大切です。とくに算数は1学年ごとで分かれているため、はやめに取り組むべきです。そして1次試験は、短期記憶では絶対に点数が取れないので、長期間あきらめずに勉強し続けることが一番大切だと思います。勉強会を開いてくれた先生からは、「忘れてもいいから、何度も解きなさい。何度も解けば、自然と忘れなくなるよ。」と言っていただきました。
 2次試験対策は、1次試験の結果が出る前から面接練習をしていました。私は2次試験の2週間前まで教育実習で、周りより練習できる回数は少なかったのですが、実習での経験を面接に生かすことができ、練習のときよりも落ち着いて話すことができました。面接までに、様々な経験をしてみてください。そして最も大切なことは、「友達と協力する」ことです。問題を出し合ったり、自分の長所を友達に聞いてみたりなど、私も周りの友達がいなければ頑張れなかったと思います。なので、みなさんも協力しあって、試験を乗り越えてください!

「教職を目指す学生へ」(人文学部?こども発達学科 <2025年度 北海道?小学校採用>)

 教育現場や教員という仕事、人間関係など、大変だと実感しています。私は大学1年生から学生ボランティアに参加し、現場を経験する機会を得ていました。現場では、今の子どもの実態や教育現場、学校の雰囲気、職場関係など視点を変えるだけでたくさんの情報が得ることができました。それらを見たり経験したりひて学んできた中で、教職というのは大変な道だと常に感じています。挫折することなんて必ずあります。その中で、自分が子どもたちに何を教えてあげられるか、何を大切に伝えるか、自分の芯を持って学び続ける教員でいたいと思います。このような自分に成長させてくださったボランティアの小学校の先生方や大学に感謝しています。私が教員を目指そうとした時期は高校3年生の冬です。ぎりぎりに教員になろうと思いつきで決めました。また、憧れや成功体験などの一般的に言われるような動機ではありません。しかし、大学生活を通して現場を経験する機会からたくさんの先生方や子どもたちと出会いました。自分に自信がなかったところを現場を通して少しずつ自分の強みへ変えていくことができました。自分は教員に向いていないと思っていたのですが、出会った子どもたちのおかげで向いていないならに自分にできることをやってみようと思えるようになり心から救われました。そして、改めて大学で教員への道を目指そうと思いました。
 実際に教員採用検査の勉強は大学3年生から本格的に始めました。私は勉強が苦手で小中学生の時に勉強してこなかった身なので、一般教養が不安でした。そのため、中学の教科書で1から勉強しました。他の大学の学生と競争するため、一般教養で点数を取れないと思っていたので、比率で言うと教職教養:一般教養だとすると9:1くらいで教職教養を特に勉強しました。教職教養は教育原理や教育法規、教育心理学を主に勉強しました。また、東京アカデミーの教員採用試験勉強にも参加しました。勉強する頻度は、30分?2時間を目処に毎日していました。繰り返しが大切なので、少ない時間でも良いので毎日復習したり、勉強したりすることをおすすめします。また、「覚える」という意味で勉強するのではなく、「理解する」という意味で勉強した方がいいと思います。何事にも根拠や意図があるから、自分の言葉で説明できるくらい理解しながら勉強するとその感覚が面接や実習などの機会でも後々使えます。面接に関しては、とにかく学生時代に学生ボランティアに参加してください。それだけで「現場を経験した」証明になるので、学んだこと、感じたこと、気づきなどを加えるだけで面接の時に他の学生よりも有利に話せるかと思います。また、面接では難しい質問がきたり、返しに困る質問もきたりするので、面接練習がありますが、積極的に教授にお願いし、面接練習の回数を増やして、場数を踏んでください。試験当日は、今まで努力した自分を信じて挑んでください。
 近年、教員採用率が低く、合格しやすいと言われる社会になりました。勉強して合格している人と勉強しないで合格している人もいます。それが現実ですが、確実に勉強している人の方が確実に力がついていて、目に見えるほど実力の差が大きいです。ここでの実力というのは現場で活かすことができる自分の強みや実践力、判断力、思考力、見方、考え方のことです。そして、大切なのは合格がゴールとして見るか、合格の先の教員として続けられる力や知識を身につけるかどうかだと考えます。さらにいうと、教員としての道を選んだ時に教員の立場の自分が学び続けられる教員でいるかどうかだと考えています。ある校長先生から「子どもたちの前に立つ教育者として、学び続ける教師でいることが大切」とありがたい言葉をいただきました。自分にできるかどうかではなく、自分ができるところまでやってみようと思ったので、みなさんも自分の実力を決めつけずにまずは頑張ってみてください。あとは、教員になったら教員という仕事が全てではないという気持ちも持ってあげると気持ちが楽かもしれないです。私自身も、辛くなった時には教員を辞めてもまだ自分の人生は先が長いからやり直せると思うように心がけています。
 また、私は学生時代に遊んでおくのが良いと感じました。しかし、遊ぶだけではなく、将来に活かせる経験もしておくと良いなと思いました。例えば、現場を経験する学生ボランティアや、道内道外海外など旅行、アルバイトなども経験になると思います。教員になった時に「先生が学生時代の時は…」とお話しできるだけでも子どもにとって何かの刺激や興味に繋がると思います。遊びながら学ぶことが充実した学生生活に繋がるかもしれません。そして、最後の学生生活なので全力で楽しんでください。

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