〈お知らせ〉【人文学部】人文学部1年生合同講演会を開催しました

【人文学部】人文学部1年生合同講演会を開催しました

-被災地に関わり続けて-岸野亮哉氏(僧侶?写真家)

被災地の方に想いを寄せ続けることが大切なのです
7月12日に僧侶で写真家の岸野亮哉氏を講師として本学に迎え、SGUホールで人文学部合同講演会が開催されました。この講演会は毎年1年生を対象に、人文学部の学問領域を越えた多様なテーマについて考えることを目的として開催されるもので、今年で20回目を数えました。
岸野氏は、東日本大震災直後から被災地に支援物資を届け、遺体安置所で犠牲になった方の供養をし、被災地の方の声に耳を傾けてきました。 被災地の方と寝食を共にして悲しみを共有されてきたからこそ、きくことができた被災地の方の気持ちや被災地の状況などについて講演してくださいました。
講演する岸野氏

講演する岸野氏

「非常時は今のこの延長上に突然やってきます。多くの方が犠牲になり、昨日まで元気で一緒に過ごしていた大切な人が亡くなって悲しい想いをしている方が沢山います。被災地はまだ復興していません。特に人の気持は…。形ではなくて、被災地の方に心を向けてください。私たちは想いを寄せ続けることが大切です。」という岸野氏の言葉に、学生は真剣に耳を傾けていました。
講演会全体の様子

講演会全体の様子

講演会全体様子
講演後の感想では「今でも大変辛い思いをされている方々に何をできるのか考えるきっかけになった。」「生きているということについて改めて考えさせらせた。」「震災後を生きることは本当に大変だと思った。被災者の方が精一杯生きていただけることを心から願っている。」「被災した方と同じ目線になってこれからも東日本大震災を忘れずに生きていきたい。」「直接現地へ行って自分にできることがあるなら取り組みたい。」などの声が聞かれました。
震災のことを忘れずに被災地の方に気持ちを寄せ続け、同じ目線に立って支援を続けていくことが大事であるという認識を多くの学生が持ったようでした。
  • 発行日: 2013年08月02日
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